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日産や三菱、マツダの販売店でも、スーパーキャリイと同じ車が買えるのか気になっていませんか。
『いつもの販売店で同じ車が買えたら楽なのに…』と考える方も多いはずです。
結論から言うと、スーパーキャリイのOEM車はありません。キャリイのOEMであるクリッパートラック・ミニキャブトラック・スクラムトラックには、スーパーキャリイに当たるラージキャブの設定が無いんです。
ここでは、OEM3車とスーパーキャリイの違いを数字で並べて、広いキャビンが欲しい時に何を選べばいいかを確かめていきます。
スーパーキャリイにOEM車はある?
キャリイには日産・三菱・マツダへのOEM車がありますが、スーパーキャリイ相当のラージキャブ・ハイルーフはOEM3車のどれにも設定がありません。スーパーキャリイが欲しい場合は、スズキの販売店で買うことになります。
ここが勘違いしやすいところですよね。
スーパーキャリイは、キャリイ(DA16T)のキャビンを後方へ460mm、高さを120mm広げた派生モデルです。型式はキャリイと同じDA16Tです。
型式が同じなので、OEM車にもあると思われがちです。ただ、OEM先に出ているのは標準キャブのキャリイだけなんです。
そもそもOEMとは?キャリイの兄弟車3台
OEMは、あるメーカーが作った車を、別のメーカーが自社の名前で売る仕組みです。中身はほぼ同じで、エンブレムや車名、グレード構成が変わります。
キャリイをもとにした兄弟車は、次の3台です。
| メーカー | 車名 | もとになった車 | スーパーキャリイ相当 |
|---|---|---|---|
| 日産 | クリッパートラック(旧名 NT100クリッパー) | スズキ キャリイ | 設定なし |
| 三菱 | ミニキャブトラック | スズキ キャリイ | 設定なし |
| マツダ | スクラムトラック | スズキ キャリイ | 設定なし |
3台とも、現行はキャリイのOEMです。
『じゃあ、どれを買っても中身はキャリイと同じ?』と思いますよね。基本の作りはキャリイと同じと考えてよいですが、グレードの名前や装備の組み合わせ、価格はメーカーごとに違います。
OEM車の価格・グレード・装備は、それぞれのメーカーが決めています。キャリイと全く同じとは限らないので、気になる項目は日産・三菱・マツダの公式サイトや販売店で確かめておきましょう。

OEM車を選ぶとスーパーキャリイと何が違う?
OEM3車はキャリイがもとなので、スーパーキャリイとの差は「キャリイとスーパーキャリイの差」とほぼ同じ形になります。
スズキ公式の主要諸元表(2026年1月改良後)で、キャリイとスーパーキャリイを並べてみます。
| 項目 | キャリイ(OEM3車のもと) | スーパーキャリイ |
|---|---|---|
| キャビン | 標準キャブ | ラージキャブ・ハイルーフ |
| 全長×全幅 | 3,395×1,475mm | 3,395×1,475mm |
| 全高 | 1,765mm | 1,885mm |
| 荷台長 | 1,940mm | 1,480mm |
| 荷台フロア長 | 公式で確認 | 1,975mm |
| シートのリクライニング | なし | 運転席最大40°・スライド180mm |
| WLTC燃費 5MT/4AT | 18.7/15.7km/L | 17.9/15.4km/L |
| 最大積載量・乗車定員 | 350kg・2名 | 350kg・2名 |
OEM車の数値はメーカーごとに違うことがあるので、表はスズキのキャリイの値で並べています。
いちばん大きな差はキャビン
例えば、毎日1時間以上運転する方や、昼休みに車内で休みたい方なら、この差はかなり大きいはずです。
スーパーキャリイは、運転席と助手席の背もたれを倒せて、運転席は180mm前後に動かせます。頭上のオーバーヘッドシェルフやシート後ろの収納もあります。
「標準キャブでも乗れなくはないけど、背もたれが倒れないのがつらい」
広いキャビンを選ぶ方の多くは、こうした理由で探しているはずです。その条件だと、OEM3車は候補から外れてしまいます。
荷台はOEM車の方が長い
逆に、荷台の長さを重視するなら話が変わります。
キャリイがもとのOEM3車は、荷台長1,940mmです。スーパーキャリイは1,480mmなので、背の高い荷物を多く積むならOEM車やキャリイの方が向いています。
スーパーキャリイの荷台フロア長1,975mmは、キャビン下まで潜り込んだ床の長さです。背の高い荷物は、荷台長1,480mmの範囲で考えておきましょう。
キャリイとの違いをもっと細かく知りたい方は、キャリイとスーパーキャリイの違いで価格差も含めて比べています。
なぜOEMにスーパーキャリイが無いの?
『スーパーキャリイも出してくれたらいいのに…』と思う方もいますよね。
OEMにラージキャブを設定しない理由は、メーカーから公表されていません。どの車をOEMで出すかは、メーカー同士の取り決めで決まるものです。
ここは推測で語るより、「今は無い」という事実で判断するのが確実です。将来設定されるかどうかも、公式の発表はありません。
- キャリイのOEMは日産・三菱・マツダの3車
- 3車ともスーパーキャリイ相当のラージキャブは無い
- スーパーキャリイはスズキの販売店で買う
- 将来のOEM設定について公式発表は無い
広いキャビンの軽トラが欲しい時の選択肢
では、日産・三菱・マツダの販売店とお付き合いがある方は、どうすればいいのでしょうか。
広いキャビンの軽トラを新車で探すなら、選択肢は次の2つです。
| 選択肢 | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| スーパーキャリイ | スズキ | DA16T。荷台フロア長1,975mm。L 129万1,400円〜(2026年1月改良後・消費税込) |
| ハイゼット トラック ジャンボ系 | ダイハツ | キャビンを広げたハイゼット トラック。仕様と価格はダイハツ公式で確認 |
スーパーキャリイの価格は、L 129万1,400円〜152万200円、X 145万9,700円〜169万700円、Xリミテッド 156万9,700円〜180万700円です(2026年1月改良後・消費税込)。
ハイゼット トラックにも、トヨタ ピクシス トラックやスバル サンバー トラックといったOEM車があります。ジャンボに当たる仕様があるかどうかは、各メーカーの公式サイトで確かめておきましょう。
2台の比べ方はスーパーキャリイとハイゼット ジャンボの違いで詳しく紹介しています。
- スズキの販売店で見積もりを取る
- 荷台フロア長1,975mmで細長い物を積める
- 運転席リクライニング最大40°で休憩しやすい
- デュアルセンサーブレーキサポートIIが全車標準
- いつもの日産・三菱・マツダの販売店で買える
- 荷台長1,940mmで背の高い荷物を積みやすい
- キャビンは標準キャブでリクライニングは無い
- 価格や装備はメーカーごとに確かめる必要がある

スーパーキャリイに決めたらグレードはどう選ぶ?
OEM3車では手に入らないと分かって、スーパーキャリイに気持ちが傾いた方もいるはずです。
その場合、次に迷うのがグレードですよね。スーパーキャリイはX・Lの2グレードと、特別仕様車のXリミテッドから選びます。
| グレード | 2WD 5MT | 2WD 4AT | 4WD 5MT | 4WD 4AT |
|---|---|---|---|---|
| L | 1,291,400円 | 1,368,400円 | 1,443,200円 | 1,520,200円 |
| X | 1,459,700円 | 1,536,700円 | 1,613,700円 | 1,690,700円 |
| Xリミテッド | 1,569,700円 | 公式で確認 | 公式で確認 | 1,800,700円 |
価格は2026年1月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込)です。
LとXの差は、2WDどうしで168,300円、4WDどうしで170,500円です。Xには撥水ファブリックシートやLEDフロントフォグ、LED荷台作業灯などが付きます。
『Xまで上げると予算を超えるかも…』と考える方もいますよね。キャビンの広さやリクライニングはLにも付いているので、Lを選ぶのも一つの方法です。
高低速2段切替え式の4WDとデフロックが付くのは、Xの4WD 5MT車だけです。Lの4WDと4WD 4AT車はドライブセレクト4×4になります。雪道やぬかるみで使う方は、ここも合わせて確かめておきましょう。
装備の違いはスーパーキャリイのXとLの違いで一つずつ比べています。軽トラではなく軽バンも気になる方は、スーパーキャリイとエブリイの違いも見てみてください。
中古で探す時・売る時の注意
中古車を探していると、『スーパーキャリイのOEM』と書かれた車を見かけることがあるかもしれません。
ただ、OEM3車にラージキャブは無いので、その場合は表記の間違いか、標準キャブの車である可能性が高いです。車検証の車名と、キャビンの形を実物で確かめておきましょう。
- 車検証の「車名」がスズキかどうかを見る
- 車名とグレード(X・L・Xリミテッド)を確かめる
- キャビンの後ろが荷台側に張り出しているかを見る
- シートの背もたれが倒れるかを座って確かめる
型式はキャリイもスーパーキャリイもDA16Tなので、型式だけでは見分けられません。年式の見分け方はスーパーキャリイの型式と年式の見分け方にまとめています。
売る時も車名とグレードを正しく伝える
売る時も同じです。査定を申し込む時に、「キャリイ」ではなく「スーパーキャリイ」と、グレード名までそろえて伝えておきましょう。
キャビンの広い軽トラは、標準キャブと別の車として見られます。名前を取り違えると、査定の前提がずれてしまうことも。
購入の段階から総額を抑えたい方は、スーパーキャリイの値引き相場と限界額で交渉の順番を確かめてみてください。
よくある質問
スーパーキャリイのOEM車はありますか?
ありません。キャリイのOEMであるクリッパートラック・ミニキャブトラック・スクラムトラックには、スーパーキャリイに当たるラージキャブの設定が無いため、スーパーキャリイはスズキの販売店で買うことになります。
キャリイのOEM車はどれですか?
日産 クリッパートラック(旧名 NT100クリッパー)、三菱 ミニキャブトラック、マツダ スクラムトラックの3台です。
OEM車とキャリイは中身が同じですか?
基本の作りはキャリイがもとですが、グレード構成・装備・価格はメーカーごとに違います。気になる項目は各メーカーの公式サイトで確かめてください。
日産や三菱の販売店で広いキャビンの軽トラは買えますか?
OEM3車にはラージキャブが無いので、スーパーキャリイ相当の車は買えません。広いキャビンが欲しい時は、スズキのスーパーキャリイかダイハツのハイゼット トラック ジャンボ系が候補になります。
まとめ
- スーパーキャリイのOEM車は無い
- キャリイのOEMはクリッパートラック・ミニキャブトラック・スクラムトラックの3車
- OEM3車は標準キャブで荷台長1,940mm、スーパーキャリイは荷台長1,480mm・フロア長1,975mm
- 広いキャビンが欲しいなら、スーパーキャリイかハイゼット トラック ジャンボ系
- 中古で「スーパーキャリイのOEM」とあったら車検証の車名とキャビンの形を確かめる





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